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超言理論

特に益もない日記である

もの作りか研究かは小論文の時点で現れる

もう今日明日付けくらいで出願期限ですね。もう割と時間がないとは思うのですが、添削してほしいとの連絡を受けて月曜深夜に急遽添削。ここ一月くらいの間にいくらかの小論文の添削をさせてもらったのだけど、大抵は対面でやっていたので文章で添削の内容を書き出すのははじめてだった。私の場合だと、口頭ならなにかにつけて余談が混じるので非常に楽しい感じで添削が進むのだけど、文面に落とした瞬間に修正項目が列挙されて、しかも今回は夜も遅かった事もあって不機嫌さも相まって(当然ですが八つ当たりしたりお小言を書いたわけではない)「これは受け取った人は"添削したのは怖い人だ"と思うだろうな」と自分でも感じるメールになってしまいました。


その、小論文を何本か読んで「もの作りベース」で話を展開するのか「研究ベース」で話を展開するのかが明らかになっていないように思う事が多くありました。例えば小論文に「ある技術を利用してあるアプリケーションを作りたい」と書くのであれば、推すべき所は「このアプリケーションが何故必要か」や「このアプリケーションを世に出す事でどんなことが起きるのか」というもので、そこには新規性や有効性が示されるべきだと思う。また、誰も思いつかなかったような斬新で奇抜なプリケーションを"実例をもって"作ると書くならば、そこに「何故必要か」や「どんな評価指標で」と問われる事はは恐らく無くなると思うが、それがどのような意味を持つかはしっかり考えられていなければならない所である。今までにあるアプリケーションの性能を向上させるというのは「もの作りベース」としてはどこか違う気がするし「研究ベース」まではいっていないような中途半端な位置に思える。
逆に、小論文に「研究ベース」で「ある技術のある部分を効率化(高速化、高精度化)したい」と書くのであれば、推すべきところは「この研究が何故必要か」といった、実用性や有用性を持った背景と現状がきちんと語られるべきだと思う。また、今までにある既存の分野の研究を行いたいのなら当然その研究の現状がどんなものかは知らなければならないし、それを切り開くための手段(非現実的でも良い)も提示できないと難しいかもしれない。これを「もの作りベース」のように「つくります、やります」ではいけないし、「新しい事をやるので"何故"とか"何が"とか聞かないでください」というわけにもいかない。客観的な評価基準を提示して、どのくらいの数値を出せば満足なのかはしっかり定めなければならないのが「研究ベース」だと思う。

あと、時間の概念は大事なことで「もの作りベース」は取り組んでからリリースまでは早ければ早い方が良い。「研究ベース」も早ければ早いほどよいが、それはしっかりと理解があって、終わり急いでいなくて、研究の成果量と時間がきちんとトレードオフが取れるような未来の予定の作り方が必要だと思う。


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