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超言理論

特に益もない日記である

(9月17日)陽だまりに眠りこけて

「女の子が男の子に読んでほしい恋愛小説No.1」なるPOPに興味を持って8月の終わりに購入した「陽だまりの彼女」を読み終わる。
物語前半は甘々の生クリームみたいな恋愛劇、こんなのが終わりまで続くのかと思ったらそれだけで胸焼けするかと思い、途中で何度も読むのをやめようかと思ったが(というか、半ば飽きれ気味に「結局運命の出会いがきっかけで恋愛が出来れば何でもいいのか?」と思ったりした)、真緒の「秘密」が明らかになり始めると物語は急激に暗雲立ち込める方向へと走り始める。オチはね、なんていうか、恋愛小説っぽくない感じがしたけれど、どうなのかな。伏線は確かに回収されていているのだけど、あまりその解説なんてものはなくて後半は前半と大違いで急激に濁って、暗くて、でもちょっと甘酸っぱく終わる感じ。ウィンナコーヒー。

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

少しネタバレっぽいけど、続きます。


読み終わった感想は「仕方がない」
本当にこれは言葉通りの意味で、前半の甘さは「仕方がない」としかいえなかった。
真緒の秘密が「XXXだよ」というのなら、陽だまりが好きで、ごろごろするのが好きで、背中をすりすりするのが好きで、くすぐりっこが好きで、そんな真緒なら、仕方がないと思ってしまう。自分が同じく浩介の立場でも、物語が始まる前でも、物語が終わったあとでも、この甘さは「仕方がない」と納得してしまう。そのくらいの「仕方がない」な結末でした。まぁ、それならこのファンタジーさも仕方がないよね。

そんなこんなで、陽だまりの彼女、読了。
少しファンタジーでファンシーな感じの恋愛小説がお好きなら、読んでみては。ただ、ボクはこれをなぜ「女の子が男の子に読んでほしい」とPOPをつけたのかはよくわからなかった。愛って、そんなに安いものじゃないよ。


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