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超言理論

特に益もない日記である

考えぬ用例の先に見えるもの

前に言っていた通り、過去n発話文の対話履歴を考慮するようにアルゴリズムを改良して、よりひめをリリースした。
と言っても特に変わりはない感じで、やっぱり頭悪い応答ばっかりしている気がする。

固有表現抽出をした方がいいとか、推論に基づく用例マッチングをした方がいいとかいろいろ意見をもらっていたりするので、今やっている作業が落ち着いたらまたバージョンアップしようと思う。
もしかしたら、[O] UniDic に固有表現やUnicode 絵文字などを足す mecab-unidic-NEologd を公開しましたとかを導入するとよいかもしれない。
Twitterから用例を学習しているので、かなり絵文字やアニメタイトル・キャラクター名なんかが入っている。


用例ベースの対話システムを作っているといつも思うんだけど、人工知能とかがバズワードになってもてはやされる一方で、大多数の人工知能を名乗るものやそれに乗っかっているものって知能なるものを身に着けていなくて、まだまだ全然できていないと思いつつ、伸び代も感じる。
用例ベースの対話システムなんてその最たるもので、某白と黒のかわいい奴とか、Siriとかしゃべコンとか賢いと思うけど、人の強さを思い知る。
考えるって行為は、ある意味客観的な処理でないと思っていて、それを成り立たせている要素に身体性というやつがある(と思っている)。





これを対話システムに組み込むことは結構難しくて、身体性というのはタスクや目的によらず設定される環境なので、実際に設定されてみないと(しかも、設定はランダムでなく成り立った環境依存)分からないし、突飛な設定をするとその身体性はユーザに理解されないという問題もある。
こういう単純に目的を解決する以外の問題を取り扱うようになったら、きっと対話システムは一歩本来の意味の人工知能に近づくんだろうなぁ、と思っていたりする。
そういう意味では、Takuya Hiraokaの説得対話は対話システムの信念空間が身体性に近い役割を持っているのかもしれない。

人間ですら意識的に理解していない領域を実装しようと思うのは、おもしろい一方でまったくもって理解されなかったり難しすぎて手におえなかったりするよなぁと思ったりもする。


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